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ホウレンソウって、酸性土壌が嫌いなの?
今回の内容は
別に読んでほしいとは思っていない。
ただ、
生態系を思考するという興味深い内容を
難解だと勝手に判断して飛ばすのは、結構損なことだと思う。
先日、
いつもお世話になっている農家さんから
ホウレンソウはどういう条件でまけば良いの?
と質問された。
その人は
大ベテランのはずなのに…
せっかくボクを頼ってくれたので、
そこらの農業書では記載されていないような内容を説明してみた。
最初に
ホウレンソウが発芽しない条件
を記載しよう
単刀直入に言うと
土壌が酸性の時である。
( 厳密な数字は割愛する )
では、
さっそく見解に入る。
ホウレンソウはどのような栄養素があると言われているか?
ということを考えてみると、
鉄分が多いって聞きません?
まぁ、
それは頭の片隅に入れておいて…
以前、
ミネラル系の保肥力について記載した。
動じない!たとえどんな環境であっても…第一話
大切なものを囲い込め!
未来を信じているから、現在行動することができる
保肥力を簡単に述べると
土壌のマイナスの電荷を帯びている場所に
陽イオン系の養分であるミネラルが吸着する
ってことですかね…?
続いて、
酸性土壌について考えてみると
今回、
土壌が酸性だったとすると
土壌中には、
ミネラル( 今回はMg2+マグネシウム )よりも水素イオン( H+ )が多い状態である。
もし仮に
今回の土壌がマイナスの手を2本しかなかったとすると
確立論的に見ても、
( マイナスの手を2本必要とする )Mg2+が
( マイナスの手が1本で十分な )H+を押しのけて、
この土壌に残るとは考えにくい。
( 普段なら確立論的な見方では考えませんが )
簡単に言うと
土壌中のマイナスの電荷には
ミネラル成分より、水素イオンの方が吸着しやすい!
っつうこと!
( だから、陽イオン交換が起こるんだけどね )
まとめると
酸性土壌では、
ミネラル欠乏になりやすい!
ということが言える。
( カルシウムイオンはCa2+ )
酸性雨の恐怖は頭がハゲることではないんだぜ!
話は戻って、
ホウレンソウは鉄分豊富なイメージから
ホウレンソウ栽培には、
鉄分が豊富にある土壌が適している
ということが考えられる。
鉄を考えてみると
還元状態やら、酸化状態やら
ここのところはあまり理解していないけど、
鉄はFe2+かFe3+の状態で存在する。
( 今回は酸化・還元についての話は割愛する。というより飛ばしていいと思う )
って、
もう説明しなくてもいいね?
酸性土壌では
ホウレンソウの大好きな鉄が吸着しにくい
つまりは
ホウレンソウにとって、
酸性土壌は致命的な環境であるは想像出来る。
植物は
休眠という、周りの環境が整うまで発芽しない
というナイスな特徴があるので、
ホウレンソウは酸性土壌では発芽しないわな!
今回の話は
別にホウレンソウを酸性土壌にまかなければいいんでしょ?
といって、
そこで話をストップさせても
まったく問題は生じない。
ただ、
自身で生態系を思考すれば、
次に似たような問題が起きたとき、
応用力で解決できるようになっているかもしれない。
今回、ボクを頼ってきた農家さんは
応用的な考えをしながら農業をすることが楽しいらしいので
このような説明をすることになった。
実際に、
このように生態系を思考しようとしながら農業をやっている人の技法を聞くと
めちゃくちゃタメになる!
追記
専門を持った人は
専門を持たない人には絶対に味わえない楽しさを味わえる
という話を聞くけど、
それはどうやら本当のようだなって感じる。
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