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農を思う
とあるレタスの名産地の話を聞いた。
まぁ、
名産地というだけあって、
そこのレタスの売り上げはすごいものがあるらしいが、
最近、欠乏症が多発しているらしい…

(写真 : クジャ解決への手引き)
種類は違うけど、
たぶん症状は新しい葉が縮れているものだよね?
そこの地域の指導者や出荷をまとめる組織は何してんの?
とツッコミたくなるけど、
別に解決できることを期待していない。
話を聞くと、
施肥管理が適切に行われてなく、
リン酸過剰による葉の黄化が多発しているらしい。
まぁ、しゃあないよね。
リン酸を過剰に施用すると、
土壌中にあるカチオンと結合して、
植物が吸収できない形として存在する。
施肥を統計の視点から見ると、
植物が吸収できない形ならば、量は0として見なすから、
土壌中にリン酸があろうが、
ないものとして考えられ、また施肥する。
さてさて、
リン酸が過多であるケースを考えてみよう。
リン酸はPO43-で表記するように、
植物の肥料成分では珍しくマイナスの電荷を帯びている。
中学生の頃に家庭科の授業で習ったと思いますが、
人体でリン酸を過剰摂取すると、
カルシウムと強固に結合して体外に排出されるんだよね?
これをフィールドに当てはめて良いか?は定かでないが、
上記の内容が仮に正しいとして、
リン酸過剰を想定してみる。

リン酸過多の状態において、
土壌の持つ電荷よりも相対的にリン酸が多い場合の土壌では、
浸透によりイオン化したカルシウムが、
リン酸と土壌の持つ電荷のどちらかに結合しやすいか?
説明しなくてもわかりますよね?
話を進めると、
カチオンと結合したリン酸は強固に結合するため、
植物の根はリン酸を使うことはできない。
(≒カルシウムも同様に使えない)
それならば、
リン酸の肥効を数値化した場合は0となる。
来年、今年同様に施用した場合、
リン酸過剰、カルシウム不足
リン酸が過剰の場合は、周囲のカチオンと結合するから、
見た目上、リン酸過剰なんて発生していない。
ハイ、
これでカルシウム欠乏土壌ができました!
施用による連作障害の出来上がりです!
これさ、
東京農大の肥料学の先生だったかな?
すごく警告しているはずなのに、
優れたベテラン農家や優秀な指導員がたくさんいるであろう名産地で
こんな初歩的なことを発生させているの?
食糧危機はリン酸の施用過多で発生するのでは?
って考えられているのに、
この地域は何してんの?
社会を消滅させる気ですか?
まぁ、
連作障害の対策として、
レタスの後はトウモロコシを育てるみたいだけど、
トウモロコシはイネ科でカルシウムをあまり必要としないから、
少しは正解だろうけど、
リン酸とカルシウムの結合を切る植物がいるんだから、
そいつのタネを播けよ!
マメ科でそういうのいたじゃん!
(その植物と共生菌の名前は忘れたけど)
続きはこちらで
関連記事
私がフォローした内容は、
とにかく排水性を良くすることを徹底したことについて
ですが、
話を始める前に終了してしまったので、
今回はその続き
(写真:1年という時を越えて遷移したこと)
前提の話として、
土が固すぎて、土に指を指すこともできず、排水性が最悪。
排水性が悪い故、くぼみや通路に水がたまると、土壌流出や液状化が起こる。
上の前提を元に話を進めると
排水性が悪いと、栽培者にとって、作物にとってとどちらにとってもマイナスである。
まずは作物への影響について記述すると、
単純に、
水位が高くなるわけだから、
深くに根を伸ばすと、すぐに水浸しの箇所に到達し、
酸欠による根腐れを起こす。
(根腐れしにくい作物もいますが、それは例外として話を進めます)
根腐れにより、深くまで根の伸長がなくなれば、
地上部を支えられなくなるので、
高くまで伸長できないか、地上部が軟弱なものとなる。
(これに関する過去記事見つからず…)
そもそも、
液状化した土が固まれば、
土壌粒子が強固に凝集するので、
そんなに固い土に根を生やすだけで、
植物にとってはロスが大きいということを安易に想像できる。
つまり、
作物側から見たら、生育にとって高ストレス条件下ということになり、
慣行農法とは違い、
根をたくさん伸ばすことによって収益が増すセレクトファームでのような栽培では
排水性が悪すぎるということは致命的な事象であるということがわかる。
次に栽培者への影響を記述すると、
排水性が悪い、
それすなわち雨が降った後の水はけが悪いということで、
通路に水がたまると、
長靴に土がへばりついたりして、歩くのが重くなる。
そもそも、
水に浸っている道を歩くこと自体、無駄に労力がかかる。
つまり、
栽培を始めたばかりの初期状態で試行錯誤の状態で、
歩くことに無駄に労力がかかるのはイタい。
さらに、
水の引きが遅いということは、
土の乾燥が遅くなるわけで、
トラクターによる耕運のタイミングも遅くなる。
もし、
ある植物の種蒔きをしなければいけない時期に
雨なんて降られたりしたら、
計画が狂う、もしくは播けなくなるので、
それに対する損害も大きくなる。
液状化後の土壌粒子の凝集により、土が強固に結合なんてされると、
土に何かの手を加えるだけで労力であり、
トラクターの刃のような消耗品の消耗度が高く、
経費が余計にかかることは安易に想像できる。
想像してご覧?
始めたばかりで資金繰りを不安に感じている状態で、
トラクターの刃がすぐにダメになるシーンを…
これで方向性がわかったはず。
排水性が良くなることと、
土壌粒子が強固に凝集されないようにすること
が最大の課題であり、
この二点を解決すれば、
栽培がかなり楽になることも安易に想像できるはずです。
では、
上の二点を解決するために行ったことを
次回、記載することにしよう。
-続く-
P.S.
作物が育ちにくい場所で、
養分だけをみて無理やり育てようとするなんて、
作業環境が楽になるような環境を放棄していることと同義なので、
絶対にそんな愚かなことは考えないでください。
前回の対策は一旦置いといて、
NHK出版の方々が京丹後のボクの師を訪ねた時のことを記載します。

ボクはどうしても伸一さんの畑を見てほしかった。
だって、
ことごとく常識を打ち破ってくれた優れた技術を、
出版社の方々にも見てほしく、
そして、
常識をぶち壊されて帰ってほしかった。
そう思ったんだ。
えぇ、
やってくれましたよ!

虫に葉を食われて当たり前のインゲン(祇園豆)を
この虫の活動全盛期に
無農薬でまったくの無傷!
(ほぼすべての株がこのクオリティ)
(虫取りはしていない)

(土質はマサ土 ← これ大事!)
さらに
慣行農法に負けずとも劣らないほどの生育をしている。
他にも
サトイモやオクラが慣行農法では暑さでダメになっているところを、
まったくへたらず生育している。
(写真は割愛します)
今日訪れてくれた人は、
これから
無農薬栽培は絶対に無理だ
マメは虫に食われても仕方がない
という意見をきっとスルーできるでしょう。
ボクはそう思います。
さらに、
このレベルの土に達するまで費やした時間がわずか2年
ということも大事です。
良い環境を作るために最低10年はかかる
という人がたくさんいますが、
これはいったい何を根拠に言ってるのでしょうね?
とても嬉しかったです!
みなさん、
ありがとうございました!

昨日、
NHK出版の方と専属の方になるのでしょうか?
神戸のカメラマンの方がセレクトファームに来られました。
西前の方でも取り上げる内容だと思いますので、
この場では私がフォローした内容だけ記載したいと思います。
新規就農者として立ち上げたセレクトファームの
フォロアーとしての最初に立ち向かった課題
というタイトルになりますのでしょうか?
始めるにあたってこだわった点というか、苦労した話
でも載せましたが、昨年の今頃のまで草がほとんど生えないような荒れ地だったのは今となっては懐かしい話ですが、
梅雨の時期という水が豊富な時期でも草が発芽せず、
発芽しない故、作物のタネも発芽せず苦労した。
いわゆる、排水性が限りなく悪い環境というものでしょうか?
土壌粒子自体が強固に結合するため、
土の中にあるタネまで水が浸透せず、
結果、
発芽できないということ
そんな環境に対して、
彼が取り組んだこととは?
過去記事にないものもたくさんあるので、
-続く-
~あらすじ~
前回、
在庫として換算できる貯蔵性の作物は
実は在庫として換算できなかったりする?
という話を書きました。
たぶん、
ここまでの内容で意見を言いたい方もいると思います。
そう!
大きいものからさっさと出せばいいじゃん!
腐れが隣に移ったら、
大きかろうが小さかろうが商品価値だってなくなるし…
って、
そこまで話をしていないか!?
貯蔵は春の終わりに収穫して、
できれば何か月も後まで出荷できるようにしておきたい。
だけど、
購入する方は大きいものが腐りやすかろうが、
タマネギを手に入れてから、
そう長く貯蔵しないで食すから
貯蔵性なんて全く関係ないもんね。
って、
前にも同じような記事を書いたな…
まぁ、
別視点で話を進めていけばいいか!
もし君が貯蔵性の作物≒在庫として経営を進めていきたいならば、
腐れという要因は常に意識しなければならない。
つまり、
腐りやすいと思われるものから出荷する。
それはお客様に失礼ではと思うかもしれないけど、
そうでない理由を上記に記載した。
それと、
腐ったものの隣に腐りにくいものがあった場合、
腐ったものに触れていると腐りにくいものも腐りやすくなるため、
在庫として確実だったものも在庫でなくなる。
つまりは、
腐りやすいもの(出荷を急がなければいけないもの)と
腐りにくいもの(貯蔵性のあるもの)を
収穫の時点でふるい分けしておけば、
経営面がばっちりとなる。
そうするとこんな反論もある。
全収穫のタルい作業の時に、
仕分なんて作業を追加したくない。
実際、
私がそう思っていましたが、
収穫時に仕分するタルさと
掃除するタルさ、不快さはどちらが上かと言えば、
腐れを触らなければならない後者となる。
まぁ、
大型ハーベスタは大きさの規格によって、
収穫時に仕分するらしいから、
この手の考え方はみな共通っぽい。
(まぁ、仕分の理由は違うかもしれないけど…)
面倒くさくても、
しっかりとやらなければならないところは
ちゃんとやれってことね、タマネギさん?

~あらすじ~

出荷のために掃除をよくしていたなぁ
という思い出に浸りながら、
肝心な説明をせず、
終わらせた子悪党なわたし
さて、
本題に移るとしようかな!
どの作物でもいえることなんだけど
不思議なことに
貯蔵性の効くイモやタマネギって
大きいものから順に腐っていくんだよね…

上の写真のように中が液状になり、
スカスカな感じでちょっと匂う。
まぁ、
栽培という人為的な行為で、
野生種の大きさよりもはるかに大きくしているから、
免疫がいきわたっていなかったり、
そもそも腐れではなく、
呼吸量の増大で実が消費されている可能性も十分に考えられるんだけどね!
そんなことより、

この写真のように腐れが入ってきたものは出荷できないわけだから、
貯蔵性があり、
在庫として換算できると思っていても、
商品価値が消滅してしまってるわけなのね。
つまりね、
貯蔵性があり、
経営面では在庫として換算できるような作物でも、
ちょっと頑張らなければ、
在庫としても扱えないというわけで…
ここから大事な話になるから、次回にします。
というわけで
-続く-
時間がないとのことで、
タマネギの出荷作業を分担することになった。

出荷のために、
外葉を落として(掃除と呼ぶ)、

こんな感じにしてから、
出荷するのけれども、
そろそろ時期的に腐りが出始める頃であった。
つまりは、
コンテナの中にあるタマネギから、
腐れタマネギを除きながら、
出荷可能なタマネギを選別、掃除する作業がある。
そう、
掃除とはこんな感じ?↓

出荷組合にいたときは、
こういう掃除をたくさんしたものだ…
さてさて、
この手の貯蔵の効く作物を掃除しながら出荷作業をするときに
こんな話があったものだ…
おっと、
詳細に入ろうと思ったけど、
もう時間だから、
次回に話を進めることにしよう!
というわけで、
-続く-
用水路ができた時は、
きっと大きく生活が変わっただろう…
今まで畑の境のところに溝を掘って、
その溝から水田に水を入れていたのだろうけれども、
台風とかの自然災害の度に
溝としての機能は劣化していく。

それをコンクリートでU字溝を作ることによって、
自然災害による溝の劣化はかなり低くなったと思われる。
つまりは、
台風後の管理作業が大幅に減ったと言っても過言ではないということだ!
(すべて私の妄想により話が進んでいます)
それでも、
上流から流れてきた水が持ってきた微細な粒子が溝の底に蓄積するわけで、
溝掃除という作業が
その地域の新しい文化として誕生したのだろう…

あぁ、
溝掃除、懐かしい…
朝、
大家さんに呼び出され溝掃除したのは今となっては良いおもひで!
まぁ、
二回にわたって何が言いたかったかと申しますと
地域にあるU字溝の水路は
比較的新しいもののはずなのに、
景観の一部として取り込まれたり、
文化として扱われたりと、
文化=歴史のあるものではないということが言える
ということだ!


