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2007年2月

 
ナズナ大戦争
2007年02月28日
ハウスの中である植物たちが自分の陣地を増やすために、日夜アツい闘いを繰り広げているのです。

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アブラナ科のナズナだと思いますが、名前は不明
仮にボブと呼ぶことにしましょう!
特徴は色黒の鋭いやつ(カウリーフがナイフ状)。(写真下)
こいつの先祖は海を渡ってきたフロンティアっぽい。

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こいつもアブラナ科のナズナですが、名前は不明
仮にジョニーにしておきましょう!
特徴はやさしいやつ。
持ってる武器(カウリーフ)は扇のようなもの(写真下)。

この2種がハウス内で攻防を繰り広げていますが、
優勢なのは、ジョニーなのです。

弱そうなのはジョニーなのに、彼は強いのですね。
植物の世界は見た目ではないのです。

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春を奏でる一本の柱
2007年02月27日
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http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/penpengusa.html

アブラナ科のナズナと呼ばれるものがある。
アブラナ科といえば、主要園芸作物が多くあるため、日常生活でも身近に感じるものであろう。
大根や小松菜がアブラナ科である。

彼の親戚にシロイヌナズナという遺伝学のモデル植物(研究に最もよく利用される植物)もいる。
http://www.rib.okayama-u.ac.jp/saka/Arabidopsis%20genetics.html

彼は春の七草にも入っている。
http://kiransou.hp.infoseek.co.jp/harunonanakusa.htm

アブラナ科とは、人間の生活や文化に密接に関わっているといっても過言ではないのである。

「語源は春秋冬にありて夏に枯れてないゆえにナツナと言う由」(春野七草考)

彼は寒い冬の間、地にへばりつくよう(この形態をロゼット型という)に春を待ち
春の訪れとともに、地から天に向かって柱(これをシュートと呼ぶ)をはやす。

ほら!
頑張っている彼らを感じると
“ぺんぺん”と三味線の音がうっすらと聞こえてくるでしょう?
そうやって彼らは私たちに春を教えてくれるのです。

彼らは春の訪れを教えてくれる優しいやつらなのさ。

いやぁ~、本当にアブラナ科とはすごいものですねぇ。
これからも人類の文化と共にあれ!


………?
あれ、おかしいぞ。
ナズナなら鞘がハート型をしているはず…。
でも、ロゼット葉やシュートのところに生える葉(カウリーフ)は同じだぞ!
よく見たら、シュートの長さもぜんぜん違うし…。

一体彼らは誰?


他に日本のアブラナ科の雑草として
イヌガラシ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/cruciferae/inugarasi/inugarasi.htm
スカシタゴボウ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/cruciferae/sukasitagobou/sukasitagobou.htm
がある。

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見かけによらず汚いやつ
2007年02月26日
P1030415.jpg

道端でよく見かける彼の名は“オオイヌノフグリ”と呼ばれています。
名前の由来は…
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/ooinunofuguri.html
上のリンク先では伏字になっていますが
要は犬の大事なところです。

まぁ、そんなことはさておき
彼は昆虫によって受粉をしてもらう植物です。
その昆虫が一般的に言われる蝶や蜂ならきれいな話になりますが、
彼の場合はハエだそうです。

ハエが花に着地したとき、
安定に花にいるためにおしべとめしべにしがみつくようにいるそうです。
しがみついたとき、必然的におしべとめしべが触れ合い受粉するそうです。

おしべとめしべの出会い方はロマンティックですが
ハエが仲人をしているところがちょっと悲しい…

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ムギと一緒にわが国へ入国
2007年02月24日
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家の前でピンクの小さな花をつけている植物を発見!

道端でよく見るこの植物は
シソ科のホトケノザ(仏の座)と呼ばれています。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hotokenoza.html

ホトケノザは春の七草に入っています。
http://kiransou.hp.infoseek.co.jp/harunonanakusa.htm
って、上のリンク先の情報を見ると違うじゃん!
偽者じゃないですか。

だってそうだよな。
今回取り上げた仏の座って
ヨーロッパからムギの種子の運搬と一緒に入ってきたんだから
日本古来の植物じゃないんだもんな。
(あくまで仮説)

まぁ、春が近くなってきたんで
春の七草あたりを意識すると、風情があって良いかもしれません。

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体調不良
2007年02月23日
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野草の世界も大変です。
なんせ、日々闘いなのですから…

ふと、下を気にして歩いていると
あるんですね、病気にかかった植物が。
(二番目に大きな葉にある赤い斑点)

今回取り上げる症状はまだはっきりとはわかっていませんが
きっと病気にかかっているのでしょう!

栄養不足なのか、虫にやられたのか、病原菌に感染したのか
いろいろと考えられることはありますが、
体調不良なのは確かです。

植物にも病原菌や栄養不足は堪えるものです。
たまには、病気を必死に直そうとしている植物たちを心の底で応援してみてください。

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道端にあるもの
2007年02月22日
P1030401.jpg

ちょっと意識して、下を見ながら歩いていると
案外良いものが見つかるかもしれません。

今朝、ハウスの隅っこにひっそりと自生している植物があった。
その植物はセリでした。http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/umbelliferae/seri/seri.htm

それを引っこ抜いて食べてみると
結構おいしかったんです。


せっかくなので、セリについて調べてみました。
わが国の植物から野菜として栽培されるようになったものは全部で5種類だそうです。
その一つにセリがあります。(他にミツバ、フキ、ウドとワサビ)

面白いことに、セリは栽培したものより、野生にあるほうが香りが良くおいしいそうです。

セリ科にはニンジンやセロリー等の人間にとって役に立つものが多くあります。

でも、気をつけて!
ドクゼリやドクニンジン等の猛毒を持つものもあるみたい。
道端でセリ科の植物を見つけても、むやみに口に入れてはいけません。
痛い目にあいますよ。

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スピードスターター
2007年02月21日
土壌にぽつんといる植物
小さな白い花をいくつかつけている
花が咲くにはちょっと早い

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この植物はナデシコ科のハコベ(http://park23.wakwak.com/~koda3/1g/ha1-2.html)と呼ばれているらしい

この子はまだみんなが起きる前の土の上で、横に広がり、地面を横取りにしてしまう嫌なやつ。
きっと、競合に負けるから早く芽を出し、横に広がり養分を沢山作り、みんなより早く子孫を作り、深い眠りに入る。
この子はきっと弱いのでしょう。
だから、早い時期に繁茂するのですね。
陰の努力人のような植物に違いない!


ハコベについて
花は日中の長さではなく、温度を感じて開花するそうです。
咲く時期は初春
2月中旬に咲いているということは、暖冬なのでしょう。(いまさらながら)

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土壌のサンタさん
2007年02月20日
本日は晴天なり

圃場を歩いていると、ある植物が堂々と居座っている。
彼はタデ科のギシギシ(1)ですね。
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彼は本当に嫌なやつで、移動させようと引っこ抜くと
上の部分がちぎれて、地中に根を残します。
雑草むしりの天敵です。

そんな彼にも良いところはあるはず。
彼は頑張って、地中奥深くに根をはやします。
きっと、みんなの使えない養分を拾ってきてくれているのですね。

そんな彼が朽ち果てるとき、
頑張って集めた養分を逝き土産として、
周囲の植物たちにプレゼントしていると考えられています。

昔の人は、彼を薬用として利用していたそうです。
そのときの彼を皆は“シ”と呼ぶそうです。

彼は、本当は良いやつなのかもしれませんね。

これは土壌でのちょっぴり素敵な物語。

(1)岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 植物生態研究室(波田研)のホームページ

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